逆行悪女はやることが多すぎる どこで読める?めちゃコミックは?

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作品紹介(ネタバレあり)

あらすじ

淑女の鑑と称えられていた公爵令嬢ディアナは、身に覚えのない毒殺未遂の罪を着せられ、無残に処刑されてしまいます。死の直前、信頼していた男爵令嬢レイチェルによって全て仕組まれた罠であったことを告げられ、絶望と怒りを抱くことに。

ところが目を覚ますと、事件が起きたお茶会のわずか1時間前に戻っていたのでした。ディアナは限られた時間の中で運命を変えるために動き出し、自身の潔白を証明しながら自分を陥れた者たちへの復讐を果たすべく本物の悪女になることを決意します。

作者

高松翼

道草家守

登場人物

ディアナ・フィエーロ

公爵令嬢であるディアナ・フィエーロは完璧な淑女として社交界で有名で、レイチェルの陰謀により非業の死を遂げる主人公です。タイムリープ後は運命を変えるために自らを悪女と定義し、生存ルートを切り拓くために知略を巡らせます。

淑女の仮面を脱ぎ捨てて手段を選ばずに行動し、周囲の予想を超える機転を見せます。復讐のために山積みとなった課題を次々と解決していく彼女の奮闘は最大の魅力です。

レイチェル・ラルーロ

レイチェル・ラルーロは王太子オーガストに気に入られている男爵令嬢で、ディアナを処刑へ追い込んだ黒幕です。可憐で無垢な女性を装っていますが、その実態は非常に狡猾で周囲を操りディアナを貶める罠を幾重にも仕掛けます。

自分の手を汚さずに駒を動かす能力に長けており、逆行後の世界でも新たな策略を巡らせてディアナの前に立ちふさがる存在です。ディアナの予期せぬ変化に苛立ちを見せながらも、冷徹に次の秘策を準備してきます。

オーガスト

オーガストは本作の舞台となる国の王太子で、ディアナの婚約者という重要な立場にある人物です。冷静な印象を与えますが、内面には優しさを備えており、かつてはレイチェルの嘘を信じてディアナの処刑を命じてしまいました。

今世ではディアナの変化に戸惑いを感じつつも、彼女を裁くための舞台となる公開査問会の開催を宣言します。物語が進むにつれて彼の抱く複雑な本心が明らかになり、ディアナとの関係性が変化していく様子が注目のポイントです。

サイラス・ホネスト

サイラス・ホネストはディアナの護衛騎士を務める侯爵家の長男で、多くの女性を魅了する容姿端麗な騎士です。ディアナの復讐計画にいち早く気づくと、彼女を必ず守り抜くことを誓い、協力者として名乗りを上げます。

騎士の職務を超えた洞察力を持っており、ディアナが次に取るべき行動を正確に察知してサポートを行います。タイムリープを経験しているような不可解な言動が見られ、正体と目的は作中での大きな謎です。

見どころ

残り1時間の過酷な逆行劇

『逆行悪女はやることが多すぎる』の見どころは、タイムリープした直後の猶予がわずか1時間しかない設定にあります。通常の逆行作品のように長い準備期間がないため、ディアナは極限状態の中で瞬時に最善の選択を取らざるを得ません。

お茶会での毒殺事件という最悪の結末を回避するために、彼女がリアルタイムで盤面をひっくり返すスピード感は圧巻です。一刻の猶予もない絶望的な状況を自らの知恵だけで突破していく展開は、読者に息つく暇を与えません。

悪女を超える執念の復讐

淑女としての誇りや作法をかなぐり捨て、復讐のために悪女として立ち回るディアナの覚悟は見逃せない要素です。敵であるレイチェルの策略を先回りし、毒には毒をもって制する彼女の行動は読者に爽快感をもたらしてくれます。

単なる被害者で終わらせず、冷徹に相手を追い詰めていく執念深さが物語に独自の迫力を与えていると言えます。彼女がどのような手段を用いてレイチェルの本性を暴き断罪していくのかが、本作を読み進めるうえでの醍醐味です。

護衛騎士ホネストの秘密

物語を深く考察するうえで欠かせないのが、護衛騎士であるサイラス・ホネストが秘めている過去の真実です。彼はディアナの心情を過剰に察知しており、まるで未来を知っているかのような不可解な動きを見せます。

ディアナ同様に時間を巻き戻した人物である疑いが濃厚であり、何を求めて彼女に協力しているのかが不明。彼が抱くディアナへの執着と隠された過去の記憶が判明する瞬間は物語の山場です。

証拠で追い詰める知略戦

ディアナの戦い方は物理的な暴力ではなく、緻密な証拠収集と権力者への根回しを軸とした知略戦です。宰相の弱みを突くことで敵の支援を断ち、レイチェルの手駒を一つずつ確実に削いでいきます。

相手の心理を逆手に取って自分の望む流れへと周囲の印象を操作していく過程には圧倒的なカタルシスがあり、感情に流されることなく集めた材料で確実に相手を逃げ場のない場所へ追い詰める頭脳戦が楽しめる点が本作の魅力です。

公開査問会での形勢逆転

物語最大の焦点となるのは、王太子や多くの貴族たちが列席する公の場である公開査問会です。ディアナはこの場を自身の潔白を証明し、逆にレイチェルたちを断罪するための最終決戦の場として利用します。

前世で経験した悲劇を糧にして、用意周到に準備してきた全ての証拠を突きつける場面は本作最高の盛り上がりを見せます。絶体絶命の窮地を劇的な勝利に変える、ディアナの完璧な形勢逆転劇は非常に見ごたえがあるのです。