宮奴~囚われた花~ どこで読める?シーモアやAmazon Kindleは?

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作品紹介(ネタバレあり)

あらすじ

広瑞国の王太子である次旋謙は、蛮族の血筋を引いているために激しい迫害を受けてきました。命を狙われた窮地を幼い宮女の雪凛に救われますが、彼女は身代わりとなって犠牲に。

母を処刑され自身の無力さを痛感した彼は、自分を救った少女を探す決意を固めます。それから6年後、次旋謙は身分を隠して再び広瑞国の宮廷へと足を踏み入れ、最下層の身分である宮奴として働く一人の青年に目を留めました。

宮奴は去勢された男の召使いであり、かつて自分を救った少女とは程遠い存在です。しかし次旋謙は、男であるはずの雪凛に対して抗いようのない執着と愛着を抱き始めます。

過酷な境遇で正体を隠し通そうとする雪凛と、彼女の正体を知らぬまま惹かれていく次旋謙。復讐や陰謀が渦巻く宮廷を舞台にロマンスが幕を開けます。

作者

AuroraStudio

chyomchyom

studioALIVE

株式会社リバース

登場人物

次旋謙

次旋謙は本作の男性主人公で、西安国の部族長の娘から生まれた広瑞国の王太子です。蛮族の血筋を引いているとして冷遇され、宮廷内で孤独な日々を過ごしてきました。陰謀により命を落としかけますが、雪凛の助けによって生き延びることに成功。

その後は母の母国で成長して復讐と恩人との再会を胸に秘めて帰還を果たし、自分を救って死んだはずの少女に似た面影を持つ雪凛に対し強い執着心を露わにします。冷徹な一面を持ちつつも、愛する存在に対しては深い愛情を注ぐ情熱的な人物です。

雪凛

雪凛は本作のヒロインで、妓生だった母親に捨てられた過去を持つ薄幸な女性です。王妃に拾われ宮女として育てられた恩を返すため、命懸けで王太子の次旋謙を救います。瀕死の重傷を負いながらも奇跡的に生還し、現在は宮奴として身を隠す身です。

宮奴とは宮中の雑務を担う卑しい身分の男性ですが、彼女は素性を隠して生きる道を選択。いつ正体が露見するか分からない恐怖に晒されながらも、凛とした強さを見せました。再会した次旋謙に惹かれつつも、自身の立場から複雑な葛藤を抱えることに。

王妃

王妃は次旋謙の母で、西安国から広瑞国へ嫁いできた誇り高き女性です。周囲の偏見に晒される息子を懸命に守り続け、雪凛のことも深く慈しんでいました。反乱の最中に命を落としますが、最期まで雪凛に生きるよう願いを託します。

雪凛の母

雪凛の母は雪が降る日に生まれた理由で雪凛と名付けた元妓生の女性です。娘に対して愛情を注ぐことはなく、自分勝手な理由で彼女を捨て去ります。後に身分を偽りながら雪凛の近くで生活を続けている事実が判明しました。

彼女の再登場は、雪凛の隠された過去や現在の状況に波乱を巻き起こします。親子の情よりも自身の保身や目的を優先する冷酷な側面を持ち、雪凛にとっては苦しみの根源です。

見どころ

禁断の執着愛

王太子と宮奴という圧倒的な身分差を超えた愛憎劇が展開されます。次旋謙は雪凛を男性と信じ込みながらも彼女から目を逸らすことができません。理性を超えた執着心とそれを受け入れる雪凛の危うい関係性が読者を惹きつけます。

二人のやり取りには常に緊張感が漂い、触れ合う瞬間の官能的な描写も見逃せません。正体を知った時の衝撃やその後の展開への期待が物語を引っ張っており、甘いだけのロマンスに留まらない人間ドラマを味わえる作品です。

宮廷の陰謀と復讐

本作は恋愛要素だけでなく、権力争いや過去の因縁を巡る復讐劇としての側面を持ちます。蛮族の血を引く王太子がどのようにして実権を取り戻すのか、宮廷内に潜む敵や味方の思惑が複雑に交錯し、物語に奥行きを与えています。

雪凛が隠し続ける秘密も単なる身分詐称以上の意味を持って物語に影響し、ハラハラするような心理戦や逆境を覆していく展開には爽快感を覚えるはずです。