悪女になって婚約破棄を目論みましたが、陛下にはお見通しだったようです どこで読める?ピッコマやAmazon Kindleは?

悪女になって婚約破棄を目論みましたが、陛下にはお見通しだったようです どこで読める?ピッコマやAmazon Kindleは?

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作品紹介(ネタバレあり)

あらすじ

「この片想いは実らせるわけにはいかない」はずだったのに――なぜか王妃に選ばれました!? 国王アルトウィンの妃候補だった侯爵令嬢エレオノーラ。アルトウィンは同じく妃候補で親友のコリンナと相思相愛だと思っていたエレオノーラは、自らの長年の思いは伏せて親友の恋を成就させたいと願い、自分が悪女との評判になれば婚約破棄されるだろうと画策! しかしいくら悪女を演じようとしても、すべてはアルトウィンに筒抜けで…!? エレオノーラ、アルトウィン、コリンナの三者三様の思惑が絡み合い、いらぬお節介を焼き合う者たちのじれ甘ラブコメディ開幕!

作者

紫正ワコ

ほづみ

登場人物

エレオノーラ

エレオノーラはウェストリー侯爵家の令嬢で、元気いっぱいで健康的な魅力を持つヒロインです。蜂蜜色の髪と緑の瞳が特徴、淑女らしいお淑やかさよりも乗馬や剣術を好む活発な性格をしています。

アルトウィンを一途に想っていますが自分に自信がないため、彼がコリンナを愛していると誤解しています。ゆえに大切な人たちのために自ら悪女になる道を選び、仮面祭りで怪しい計画を立て始めます。

しかし本質が真面目で嘘をつけない性格なことから、計画は空回りして微笑ましく映るばかりです。自分自身の評価を落とそうと奮闘する姿が皮肉にもアルトウィンの独占欲をさらに刺激することになります。

アルトウィン

アルトウィンは銀髪と紫の瞳を持つ美しく知略に長けた若き国王です。表向きは優雅で完璧な君主を演じていますが、内面ではエレオノーラに対する狂気的なまでの執着心を秘めています。

エレオノーラが1歳の頃から目を付けており、20年以上も彼女を妻にするために準備を進めてきました。彼女を自分だけのものにするためなら、自ら変装して市井に繰り出すことも厭わない大胆な行動力の持ち主です。

アロイスと名乗ってエレオノーラに接近して知らないうちに彼女の心を自分へと引き寄せ、優しい国王の仮面を被りつつ裏では彼女の逃げ道を完璧に塞いでいきます。

コリンナ

コリンナはチェスター侯爵家の令嬢でエレオノーラの唯一無二の親友です。黒髪に銀の瞳を持つ静かで落ち着いていた女性で、おとなしく賢い優等生として周囲から高く評価されています。

アルトウィンとは共通の趣味を持つ協力関係にあり、エレオノーラの恋を裏から支える役割を担っています。占いや変装という意外な趣味があり有名な占い師としての一面も。

エレオノーラが悩みを打ち明けに来た際もアドバイスを与えることでアルトウィンとの仲を取り持とうと画策。親友を騙していることに心を痛めつつも彼女の幸せのためにあえて汚れ役を引き受ける頼もしい存在です。

ウェストリー卿

ウェストリー卿はエレオノーラの父親で、先代王の頃から国を支えてきた厳格な騎士でもある男性です。娘を溺愛しており、彼女の幸せを第一に願うあまり国王であるアルトウィンに対しても厳しい態度を取ることがあります。

アルトウィンの異常な執着にいち早く気づき、エレオノーラに近づきすぎないよう牽制し続けてきた人物です。家族を愛し、家門の誇りを守ろうとする一本気な性格が随所に感じられます。

ウェストリー侯爵夫人

ウェストリー侯爵夫人はエレオノーラの母親で、家庭を明るく照らす女性です。エレオノーラの妃内定を誰よりも喜び、最高の花嫁衣裳を用意するために情熱を傾けています。

エレオノーラが自分に自信を持てずにいるときもその魅力を認めて温かく励まし続け、娘が独身最後の思い出作りに旅に出たいと言い出したときも、その想いを汲んで快く送り出します。

フェリクス

フェリクスはウェストリー家の嫡男で、エレオノーラの兄にあたる騎士です。妹をとても大切にしており、彼女を傷つける可能性のある人物にはたとえ国王であっても容赦しません。

アルトウィンとは旧知の仲ですが、彼に対してエレオノーラをあまり構わないようにと強く助言し続けています。アドバイスは妹を守るためのものでしたが、それがアルトウィンに誤った節度を教え込む結果に。

アウグスト

アウグストはアルトウィンの父親で、激しい内乱を鎮めて新王朝を打ち立てた偉大な先代国王です。武勇に優れ、多くの貴族から信頼を寄せられていたカリスマ的な指導者として知られています。

自分の目で見たものだけを信じるようにと息子であるアルトウィンに教え、その言葉は現在のアルトウィンの行動指針です。物語開始時点ですでに故人ですが、彼が築いた国家の基盤が本作の舞台を形作っています。

皇太后

皇太后はアルトウィンの母親で、先代王の正妃を務めた女性です。夫のアウグストの死後は表舞台から退き、王都から離れた城で静かに隠居生活を送っています。

非常に謙虚で物腰の柔らかな人物、身分の低い者に対しても優しく接する慈愛に満ちた心を持っています。エレオノーラやコリンナにとっても、母親のように慕える優しく穏やかな憧れの存在です。

エルシーア

エルシーアはアルトウィンの2歳年下の妹で、美しい容姿を持つ王国の第一王女です。兄と似た雰囲気を持っており、王族としての品位を守りつつ家族の幸せを願う優しい性格をしています。

幼い頃からアルトウィンがエレオノーラに対して向けてきた特別な想いを間近で見守ってきた理解者でもあり、物語の随所で兄と彼女の関係が円滑に進むよう静かに見守る立場を貫いています。

見どころ

アルトウィンの独占欲

本作最大の魅力は、アルトウィンが見せる“表”と“裏”の顔のギャップにあります。誰に対しても穏やかで完璧な王として振る舞う一方、エレオノーラへの想いには強烈な執着が隠れており、その本性が垣間見えるたび強く惹き込まれます。

幼い頃から抱き続けてきた感情を抑え切れなくなる場面はときめきと熱量に満ちており、思わず胸を掴まれるはずです。そして中でも印象的なのが、変装した“アロイス”としてエレオノーラへ近づく展開です。

正体を伏せているからこそ飛び出す大胆な言葉や余裕たっぷりに翻弄する態度が非常に刺激的で、二人のやり取りから目が離せなくなることでしょう。愛する相手のためなら手段すら選ばないアルトウィンの独占欲が物語をどのように動かしていくのかに注目です。

勘違いから生まれる空回り

悪女を演じようと奮闘するエレオノーラの不器用さも本作ならではの魅力です。行動はすべてアルトウィンを想っての自己犠牲ですが、事情を本人だけが理解している構図が絶妙な面白さを生み出しています。

嫌われようと必死になるほど、かえってアルトウィンの愛情が深まっていく流れも良いです。さらに親友のコリンナが実はアルトウィン側と繋がっている設定も見どころの一つです。

深刻に悩み続けるエレオノーラをよそに周囲が温かく見守りながら時折面白がっている空気感が心地良いほか、甘い結末へ繋がっていく流れも美しく最後まで一気に読み進めたくなる作品です。