やおよろず取扱説明書 どこで読める?ピッコマやAmazon Kindleは?

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作品紹介(ネタバレあり)

あらすじ

大学生の坂田栞は、幼い頃から人には見えない不思議なものが視える体質の持ち主です。就職が決まっていた会社が突然倒産し、路頭に迷っていた彼女は叔父の紹介である仕事の面接を受けることになり、そこで出会ったのが久我山迅。

迅に連れられた栞は日本各地の神や鬼を管理する特殊な国家組織の存在を知り、通称カムイと呼ばれるこの組織は八百万の神々の調査や保護、登録、さらには封印や消除までを一手に担う機関です。

栞は自らの特殊な能力を活かすため、そして亡き母と同じ道を歩むため、この世界へ足を踏み入れることを決意。本作は現代社会の裏側で神々と契約を結びながら事件を解決していく和風ファンタジーです。

作者

最富キョウスケ

登場人物

坂田栞

坂田栞は幼い頃から人には見えないものが視える特殊な目を持つ大学生ですが、内定先の倒産という現実的な困難を機に、叔父の導きによってカムイの世界へと関わっていきます。

母のセツナから受け取った言葉を支えに、自らの能力を否定せず前向きに事件と向き合える芯の強さを持つ人物です。新星のごとく現れた彼女はいきなり強力な鬼と契約を結ぶなど、周囲を驚かせる高い適性をいかんなく発揮します。

久我山迅

久我山迅はカムイに所属する調査官で、鋭い目つきと少し無愛想な雰囲気をまとった青年です。栞の母であるセツナにかつて命を救われた恩があり、その娘である栞を指導し見守る立場となります。

神様や怪異に対して並外れた知識と敬意を持って接するその姿には、クールな外見の裏に秘めた熱い信念と優しさが滲み出ており、仕事には厳格な一方で栞との交流を通じてふと柔らかな表情を見せる瞬間もあり、人間味のある変化が描かれます。

渡辺穣

渡辺穣は栞の叔父で、大学教授として学術的な立場から彼女を支える人物ですが、就職先を失った栞にカムイの仕事を紹介し、非日常の世界へ踏み込むきっかけを作ったのも彼です。

少し変わり者の気配はあるものの、姪の栞にとっては困った時に頼れる数少ない理解者の1人であることは間違いありません。自身の元教え子が怪異事件に関与するなど、カムイの活動とも密接な繋がりを持ちながら物語全体を支えます。

坂田セツナ

坂田セツナはすでに他界している栞の母親で、かつてはカムイの中で最高位の証である7つ巴を有していた伝説的な人物です。

自身の能力を隠さず、不思議なものが視えることは悪いことではないと栞に教え続けたその言葉は、栞のアイデンティティそのものを形作りました。

迅の過去にも深く関わっており、彼女の存在が現在のカムイの人間関係に与え続けている影響は計り知れません。死には未だ多くの謎が残されており、物語が進むにつれて真相が少しずつ明らかになるでしょう。

タキ

タキ迅の相棒として共に行動する美しい白い狼のような姿をした畏さまです。迅とは深い信頼に基づく契約で結ばれており、実戦では非常に頼りになる戦闘パートナーとして、その力を遺憾なく発揮します。

人間である栞に対しても敵意を見せず、時には迅との間を取り持つような愛らしい振る舞いも見せる、人外でありながら豊かな感情を持つ魅力的な存在です。

玉藻前

玉藻前は栞がカムイの適性試験を受けた際に出会い、正式に契約を交わすことになった強力な鬼です。伝説上の存在に相応しい強大な霊力を備えており、新人の栞がいきなり高位の地位を得る要因となります。

契約を通じて栞に力を貸す一方で、どのような目的や思惑を持って彼女に接触したのかは未だ謎に包まれており、その圧倒的な存在感はカムイ内部でも大きな注目を集めています。

見どころ

八百万の神々

本作最大の魅力は、古くから日本に伝わる神や鬼を国家組織が公的に管理するという設定にあります。

神様を信仰の対象ではなく調査や保護、時には封印すべき対象として扱うという業務内容は斬新で、日常のすぐ隣に非日常が存在する不穏な空気感とお仕事ものとしてのリアリティが絶妙なバランスで融合しています。

畏さまが持つ背景

登場する畏さまたちは人を襲うだけのモンスターではなく、それぞれに歩んできた歴史や悲しい物語を持つ存在です。

栞が彼らの声に耳を傾け、人間との長い歴史の中で生まれた悲しみを解き明かしていき、単純な勧善懲悪では終わらない神々と人間の共存のあり方を問い直す深いテーマが物語全体を貫いています。

栞と迅の絆

特別な力を持ちながらも普通の感覚を大切にする栞とクールで影のある迅の関係性の変化も見どころです。反発し合いながらも神様案件を通じて互いの価値観や過去を知り、信頼を積み重ねていく姿に惹きつけられることでしょう。