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漫画『にいちゃん』はどこで読める?無料配信アプリ&サイトまとめ
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あらすじ
物語の主人公ゆいは、幼い頃に近所に住んでいた「にいちゃん」こと景に懐いていました。しかし、景がゆいに性的な行為に及んだ場面を、ゆいの母親に目撃されたことがきっかけで景は姿を消してしまいます。
以降、ゆいは親から過保護なまでの監視を受けるようになり、景の存在はゆいの心に深く残りました。時が経ち、高校生になったゆいは景を忘れられず街を彷徨う中で、ついに彼と再会を果たします。
再会した景はかつての優しい『にいちゃん』の姿ではなく心に深いトラウマを抱え、ゆいに対して歪んだ愛情や執着を向けるようになっていました。景はゆいを性的な動画で脅迫し、道具のように扱いますが、それでもゆいは景への想いを断ち切ることができません。
登場人物
ゆい
ゆいは本作の主人公であり、物語の感情的な中心にいる少年、のちに青年です。幼い頃の景に対する純粋で特別な想いを、再会後も一途に持ち続ける人物です。彼は景から歪んだ支配を受ける中で苦しみながらも景の心の奥にある傷を理解し、すべてを受け入れて救おうとします。
ゆいの魅力はその純粋さゆえに、世間一般の倫理観や親の過保護な監視にも屈しない、壊れそうなくらい純粋な心と強い意志を持っている点です。物語の後半では、彼の方が景を追い詰めるような行動に出るなど、加害者と被害者の関係性を反転させる原動力となります。
再会後のゆいは景を手に入れたことで精神的に優位に立ち、大人びた一面も見せます。しかし、世間から認められない関係性の末にタバコや薬物に依存する描写があり、彼もまた救われているようでバッドエンドへ向かう危うさを内包していることが示唆されています。
景
景(けい)は、ゆいが幼い頃に慕っていた年上の『にいちゃん』であり、物語のもう一人の中心人物です。彼は幼少期のトラウマ、性的指向を病気と否定する両親からの過酷な治療や躾によって、心に深い傷を負っています。
結果、愛情を歪んだ形でしか表現できなくなり、再会したゆいを支配し傷つける存在へと変貌してしまいます。彼の暴力的な行動は心の叫びの裏返しであり、その中にはゆいを想う気持ちと過去への罪悪感の葛藤が入り混じっています。
景は優しさと狂気、理性と衝動の狭間で揺れ動く、非常に複雑で魅力的なキャラクターとして描かれています。ゆいとの関係性の中で次第に弱さを見せ始め、物語の中盤以降はゆいによって救われる立場へと変わっていきます。
舞子
舞子(まいこ)はゆいの同級生で、物語の重要なキーパーソンとなる少女です。明るく前向きな性格であり、ゆいが景との異常な関係に苦しむ中で一時はゆいの恋人となり、彼の心の支えとなります。
舞子の存在はゆいにとっての普通の日常や健やかな関係を象徴する鏡のような役割を果たしています。彼女自身も複雑な背景を抱えていますが、物事の本質を見抜く潔い強さとサバサバとした性格が読者から高く評価されています。
重いテーマが続く物語の中で、温かみと安心感を与えてくれる良心とも言えるキャラクターです。彼女はゆいと景の関係性を知った上で、自らの目的とゆいの本願が合致したことから、二人の関係を前進させる役割を担うことになります。
見どころ
リアルな心理描写
『にいちゃん』の最大の見どころは、登場人物たちの心の揺れや葛藤が非常にリアルで生々しく描かれている点です。愛と依存、罪悪感と執着といった複雑な感情が、キャラクターの微細な表情の変化や痛切なモノローグを通じて繊細かつ大胆に表現されています。
幼少期のトラウマや世間の普通に抗うゆいと景の心情は圧巻で、読者はまるで彼らの内面に深く入り込んだかのように感情を揺さぶられます。景の中では罪悪感と欲望が、ゆいの中では愛されたい気持ちと怖さが混ざり合い、まるで鏡のように二人の心が互いに反射し合っているのです。
セリフのないコマや視線の描き方、沈黙の間までもが感情の繊細さを伝えており、はらだ先生の作品の真骨頂と言えます。緻密な心理描写があるからこそ、加害者と被害者の関係が反転していく衝撃的な展開にも説得力が生まれています。
愛と依存のテーマ
本作の根底にあるテーマは愛と依存です。好きという純粋な気持ちが時に人を苦しめ、破滅へと向かいかねない人間の心の矛盾が正面から描かれています。景は過去のトラウマからゆいを支配することでしか愛情を表現できず、一方のゆいは景への一途な愛を通じて歪んだ関係性に深く依存していきます。
物語が進むにつれて関係は単純な愛憎を超え、世間から切り離された二人だけの共依存的な救いの形へと変化していきます。本作は普通とは何か、まともとは何かの問いを終始読者に投げかけ、多数派の常識に迎合できないマイノリティの生きづらさも描いています。
メリバ(メリーバッドエンド)とも解釈される結末は、二人が愛を貫いた結果ではあるものの、社会的なしがらみや現実から逃れられない苦しさを匂わせています。
この切実で重厚なテーマ性があるからこそ、本作は読後に強く心に残り、ただの恋愛物語ではないと評されるのです。二人が最終的に得た絆が愛なのか、それとも傷の舐め合いによる依存なのか、解釈の余地が作品をさらに深くしています。
スリリングな展開
本作は読者を飽きさせないスリリングで予測不能なストーリー展開も見どころです。物語は優しい幼馴染だった『にいちゃん』が、ゆいを性的な動画で脅迫し支配する存在へと変貌した再会から一気に加速します。
支配する側とされる側、救う側と救われる側の立場が目まぐるしく入れ替わり、加害者と被害者の境界線が曖昧になっていく展開は、息をのむほどの緊張感を生み出します。特に景の壮絶な過去が明らかになる中盤の急展開は、大きな衝撃を与えてきます。
ゆいが景を救うために奔走するクライマックスはサスペンスフルな要素を帯びており、一度読み始めたら最後までページをめくる手が止まらなくなるほどの疾走感です。
作者
『にいちゃん』の作者は、BL漫画界において鬼才との呼び声も高い漫画家、はらだ先生です。2014年に初の単行本『変愛』でデビューし、同年発表の『やたもも』が大ヒットしたことで一躍トップBL作家の仲間入りを果たしました。
先生の作風は単に甘い恋愛を描くだけではなく人間の暗部や複雑な心理、歪んだ愛情などを鋭く時に過激な描写を交えて描き出す点が特徴です。読者の心を深く揺さぶる衝撃的なストーリー展開と、圧倒的な画力で表現されるリアルな感情表現は、一度読むと忘れられない強烈な印象を残します。
『にいちゃん』は、その中でも特に心の闇と愛がテーマとなっており、読後に深く考えさせられる作品です。代表作には『やたもも』の他、『カラーレシピ』『よるとあさの歌』『ハッピークソライフ』などがあります。
評判
良い評判
多くの読者がポジティブな感想として挙げるのは、感情描写のリアルさと作品の深さです。心が痛いほどリアル、読後はしばらく余韻が抜けないといった感想が多く見られ、衝撃的なストーリー展開と心理描写が高く評価されています。
中でもゆいの繊細な心理や景が抱える罪悪感と欲望の描写は胸が締めつけられると評判です。また、世間一般の倫理観では測れない二人の関係性を「これも一つの愛の形」「本人たちが幸せならハッピーエンド」と肯定的に捉える声が多数あります。
歪んだ関係性の中から生まれる救いの形にカタルシスを感じる読者も少なくありません。はらだ先生の画力についても「表情の描き方がすごい」「絵が美しくキャラクターの感情が伝わってくる」と高評価で、作品全体におけるクオリティの高さが絶賛されています。
悪い評判
本作にはテーマの重さや一部の描写から、ネガティブな感想や賛否両論も存在します。物語が性加害やトラウマ、薬物依存といった非常に重いテーマを扱っているため、「心が苦しくて読むのがつらかった」「後味が悪くモヤモヤする」などです。
倫理観を揺さぶられる展開やキャラクターの行動心理に共感できず、「理解できない」と感じる読者もいるようです。本作は気軽に楽しむ作品ではなく、心の奥にずしんと響くタイプの作品であるため、読む人を選びます。
辛さや後味の悪さを含めてリアルで考えさせられる作品として評価する声が多い一方、購入前にある程度の覚悟を持って読み始めることが推奨されます。最終的にハッピーエンドでもバッドエンドでもない多様な解釈を生む結末であることが、モヤモヤ感につながる最大の要因となっています。

感想・評価