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夫の書斎から渡されなかった恋文を見つけた話 どこで読める?ピッコマやAmazon Kindleは?
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作品紹介(ネタバレあり)
あらすじ
不吉な噂が絶えない家系の出身として、社交界で爪弾きにされていたフリージア。そんな彼女の運命を変えたのは、十八歳の時にエルバ公爵クライヴから贈られた求婚の言葉でした。
結婚生活は穏やかで夫も非の打ちどころがないほど優しい。しかしある日、フリージアは書斎で宛名のない恋文を見つけてしまいます。「旦那様には、別に愛する人がいるんだ……」
一度生まれた疑念はやがて確信に変わり、彼女は次第に心を閉ざしていきました。
そして悲しみと嫉妬が限界を迎えた王家の晩餐会にて、フリージアは震える声で離縁を申し出ます。ところがそこで初めて明かされたのは、クライヴが十年前から彼女だけに注ぎ続けてきた一途な真実の愛だったのです。
作者
薪乃綾
束原ミヤコ
登場人物
フリージア
フリージアは本作のヒロインで、リールデン伯爵家の18歳になる令嬢です。騎士だった父を亡くした家庭事情もあってなかなか縁談に恵まれずにいましたが、突然舞い込んだ公爵家との結婚を受け入れて嫁ぐことに。
おっとりとした性格で花や鳥を慈しむ優しい心根の持ち主である反面、夫が隠していた秘密に触れてからは一人で悩み、傷ついてしまうような繊細な一面も持っています。
自分は形だけの妻だと思い込んでいたものの、物語の終盤ではクライヴがずっと胸に秘めていた愛情を知ることになります。
クライヴ
クライヴは22歳の若さでエルバ公爵家の家督を継いだ眉目秀麗で物腰の柔らかな男性です。社交界では誰か他に心に決めた人がいるのではと噂されていましたが、正体は幼い頃からフリージアへ捧げてきた一途な想いでした。
剣の腕前は超一流で、かつては彼女の父親から指導を受けていた過去があります。口数が少なく不器用なため、愛する妻に直接想いを伝えることがどうしてもできず、書斎に大量の書き溜めた恋文を仕舞い込んでいます。
ジアルスト
ジアルストはフリージアの兄で、亡き父に代わって妹を大切に守り育ててきたリールデン伯爵です。剣術はあまり得意ではないものの妹を想う気持ちの強さは誰にも負けず、彼女の幸せを一番に願う頼れるお兄さんです。
クライヴとは以前からの知り合いであり、彼がフリージアに抱いている執着とも言えるほどの重い愛情を唯一知っていた人物でもあります。晩餐会でショックのあまり取り乱してしまった妹を優しく保護し、すれ違う夫婦の誤解を解くきっかけを作ります。
サフィア
サフィアは王家の姫君で、かつてエルバ公爵家で暮らしていた時期もある宝石のように美しい女性です。フリージアからは夫の初恋の相手だと誤解されて苦しめられる存在でしたが、実際のところはクライヴの従兄妹にあたります。
少し自分勝手でわがままな振る舞いが見られ、自分が結婚するまではクライヴの婚約も許さないと言い放つなど、二人を翻弄。最終的には隣国の王のもとへ嫁ぐことになり、再会したフリージアに対して自分の非を認めて素直に謝罪します。
見どころ
書斎で見つけた宛名のない恋文
フリージアが夫の机で偶然見つけたのは、溢れんばかりの想いが綴られた大量の手紙。そこには「あなたの肌に触れたい」と切実な願いが記されていますが、不思議なことに差出人も宛名も書かれていません。
さらにフリージアを追い詰めたのは、インクの跡が新しくそれらがつい最近書かれたものである事実です。夫には自分以外の愛する人がいるという確信は、それまで幸せだと思い込んでいた結婚生活を、音を立てて崩してしまったのです。
長年秘められた旦那様の愛
冷淡に見えた夫・クライヴの書斎に隠されていたのは、実はすべてフリージアへの熱烈なラブレターでした。彼は彼女が幼い頃から一途に恋い焦がれており、その溢れる想いを誰に届けることもできず、ただ手紙に託し続けていたのです。
渡す勇気が出ないまま溜め込まれた手紙の山はクライヴの愛の深さと、それ以上に不器用な性格を物語っています。結婚してからの彼が見せた情熱的な振る舞いも決して義務ではなく、抑えきれない純粋な愛情からくるものです。
勘違いが招いた晩餐会での離縁騒動
夫とサフィアの親しげな様子を目にしたフリージアはついに耐えきれなくなり、彼女は多くの貴族が見守る祝賀の場で、クライヴに対して衝撃的な離縁の申し入れを行いました。
この予期せぬ宣言により、会場は静まり返りクライヴも激しく動揺しますが、騒動があったおかげで二人の間に横たわっていた巨大な壁が崩れ去ったのも事実です。
十年越しに明かされる衝撃の真実
十年前の革命戦争にて、クライヴはフリージアの父を心から尊敬しており、当時からずっと彼女のことを見守り続けていました。彼女をいじめる貴族を裏で牽制し、他の男が近づかないよう縁談をことごとく握りつぶしてきたのです。
一見すると執念深くも感じられる彼の行動は、すべて彼女を守りたいという一心からであり、すべての真実が重なり合ったとき物語はこれ以上ないほどの幸福な結末へと動き出します。
























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