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203号室(百鬼夜行)どこで読める?
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作品紹介
あらすじ
金井蓮は浪人の末に上京を果たし、あけぼの荘で一人暮らしを始めた青年です。隣室には高梨という不気味な外見ながらも肉じゃがを差し入れてくれる親切な隣人が暮らしていますが、蓮が掛けた社交辞令の言葉によって彼女の歪んだ愛が暴走を始めるのでした。
高梨は蓮の郵便物を抜き取ったり部屋に無断で侵入したりするようになり、さらには蓮が親しくする女性たちを邪魔者と見なして排除しようとしたり……。アルバイト先の先輩や大学の友人が次々と彼女の狂気の犠牲になっていきます。
逃げ場のない古いアパートの中で蓮の平穏な日常は凄惨な非日常へと変貌していき、愛という名を借りた一方的な暴力がどのような結末を迎えるのかが描かれます。
作者
『203号室』の作者は百鬼夜行氏です。ヒトコワ系スリラーを得意とする漫画家で、代表作である『十年目の復讐』でも知られ人間の醜い側面を描く筆致に定評があります。『203号室』においても、読者の精神的な不安を巧みに煽る演出が随所に散りばめられています。
登場人物
金井蓮
蓮は地方から上京して農業大学に通い始めたばかりの主人公です。二浪の苦労を経て合格したため、親への感謝を忘れず質素な生活を送っています。礼儀正しくお人好しな性格ですが、それが仇となって高梨に執着されることに。
高梨の奇行に気づきつつも当初は近所付き合いとしての善意だと信じるも、高梨の狂気が牙を剥いてからは自分や友人たちを守るために奮闘し始めます。お人好しな青年が絶望的な状況下でどのように成長するかが注目ポイントです。
次第にエスカレートする嫌がらせに苦悩する彼の姿は本作のリアリティを支えており、読者は蓮の目線を通じて日常が少しずつ壊れていく恐怖を追体験することになります。
高梨
高梨は203号室に住む年配の女性で、本作における恐怖の存在です。身なりはだらしなく黒目がちな不気味な瞳は正気を感じさせません。蓮の親切な態度に勝手に惚れ込み、自分を彼の恋人だと思い込む重度の妄想癖があります。
彼女の愛情表現は蓮の部屋へ侵入したり歯ブラシを舐めたりするなど常軌を逸しており、蓮に近づく女性を物理的に排除しようとする凶暴性も隠し持っているぐらいです。かつて別の住人の婚約者を殺害した疑惑もあり、過去に同様の事件を起こしています。
言葉は通じるものの道理が一切通じない彼女はまさに完成されたモンスターです。作中ではチェーンソーを振り回すシーンがあり、その狂気はもはや手が付けられない状態となっています。
小島さくら
さくらは蓮と同じ大学に通う女子学生で、彼が密かに好意を寄せるヒロインです。明るく健気な性格ですが、蓮と親しくしたために高梨の嫉妬を一身に受けてしまい、高梨に自宅を特定されただけでなく、大切な自転車を切り裂かれるなどの被害に遭いました。
家族の前で善良な隣人を演じる高梨に私室を物色されることも経験し、精神的に追い詰められて一時は蓮を避けるようになります。
蓮を信じようとする純粋な気持ちが高梨の狂愛をより一層激しく燃え上がらせ、作中において彼女自身が絶体絶命の危機に直面する展開が待ち受けています。
城
城は201号室に住むスキンヘッドの男性で、アパートの住人から危険視されている人物です。ぶっきらぼうで強面な外見のため、当初は蓮からも不審な人物と思われていましたが、実は高梨の危険性を熟知しており、蓮に忠告を与えてくれる存在だったのです。
かつて高梨の手によって妹とその婚約者を殺された悲劇的な過去を持ち、高梨を法的に裁くために決定的な証拠を掴もうと長年このアパートで監視を続けていた模様。不愛想な態度からは想像できない、蓮を助けるために尽力する本作のキーパーソンです。
彼が語る過去のエピソードは高梨という人物の真の恐ろしさを物語っており、絶体絶命の窮地に陥る蓮とさくらを救うために、自らの身を挺して立ち向かいます。
真帆
真帆は蓮のアルバイト先の先輩で、本作における最初の犠牲者となった女性です。少しわがままな面がありますが、蓮のシフトを代わってくれたりする親しい間柄です。蓮と電話をしたり仲良く接したりしていたことが高梨の激しい嫉妬を招いてしまいます。
彼女は物語の序盤で突然行方不明となり、後に高梨によって殺害されて山中に遺棄されていたことが判明します。彼女の死は本作が単なる嫌がらせでは終わらないことを決定づける事件で、蓮が高梨の異常性に気づく大きな転換点です。
見どころ
日常を侵食する人間の狂気
本作の根底にある恐怖は幽霊や怪異ではなく、住まいの隣人が元凶である点です。『203号室』は些細な挨拶から始まった関係が修復不可能なほど歪んでいく様を描いており、誰にでも起こり得る隣人トラブルが極限のホラーへと変貌していきます。
壁一枚隔てた場所に話の通じない狂人が住んでいる設定は読者を震えさせ、特別な力を持たない一般人が一方的な執着に晒される無力感が鮮明に表現されています。平和な大学生活のすぐ裏側に潜む闇は現代社会の脆弱さを浮き彫りにしました。
常軌を逸した執着と奇行の数々
高梨が見せる執着心は一般的なストーカーの概念を遥かに超越しています。他人の郵便物を勝手に仕分けたり蓮の歯ブラシを自宅に持ち帰って舐めたり。蓮の部屋と自分の部屋を繋げるために壁を工具で掘り進める奇行はあまりに衝撃的です。
数千件にも及ぶメッセージの連投などデジタルの領域でも執着心は止まらず、彼女にとっての愛は相手を完全に所有し支配することで、手段を選びません。高梨のこれらの具体的な異常行動が、本作の見どころと言っても良いでしょう。
城が語る高梨の凄惨な過去
201号室の住人である城の告白によって物語の解像度は一気に高まり、3年前にも高梨は自分の好意を拒絶した男性の婚約者を殺害して葬っていました。当時は証拠不十分で不起訴となりましたが、城は妹を亡くして以来復讐を誓っています。
この城のエピソードによって高梨が更生の余地がない殺人鬼であることが分かり、蓮が直面している状況が過去の惨劇の焼き直しであるため、連も高梨の好意を拒絶すれば同じ末路を辿ることになる未来は避けられません。
突如変貌する惨劇の展開
物語が進むと、それまでのじわじわとした恐怖から一変して派手な惨劇が幕を開けます。助けに現れたはずの警官を高梨がスタンガンで無力化し、チェーンソーで解体するシーンです。
この突発的なスプラッター描写は『203号室』のジャンルを一段上のホラーへと引き上げており、返り血を浴びながら恍惚とした表情を浮かべる高梨のビジュアルはトラウマ級の迫力です。
予測不能な方向に暴走する物語は読者に一瞬の安らぎも与えることはなく、静かな日常が血に塗れた非日常へと変貌する展開は見どころの一つと言えます。


感想・評価