呪術廻戦モジュロ どこで読める?

呪術廻戦モジュロ どこで読める?

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作品紹介(ネタバレあり)

あらすじ

『呪術廻戦≡(モジュロ)』の舞台は、原作『呪術廻戦』の最終決戦「死滅回游」から68年後の西暦2086年の日本です。物語は、地球外生命体である「シムリア星人」が難民船と共に地球上空に現れ、保護を要請することから始まります。

シムリア星人が呪術師に近い能力を持っていたため、国際社会での外交対応は呪術の専門家である日本に一任されることになりました。この時代、呪力はエネルギー資源として狙われ、呪術師の子供を対象とした人身売買が横行しています。

主要人物は、乙骨憂太と禪院真希の孫である呪術師の兄妹、乙骨真剣と乙骨憂花です。彼らは誘拐事件の調査を通じて、査察役として地球に潜入したシムリア星人のマルル・ヴァル・ヴル・イェルヴリ(マル)と出会います。

シムリア星人の一派が信仰するカリヤンが地球の呪霊とほぼ同じ存在であることが判明し、両者の間で呪霊の保護を巡る深刻な対立が勃発します。この対立は、東京の土地割譲をかけた決闘へと発展し、日本代表として余命半年の憂花が選ばれるという重大な局面を迎えています。

作者

芥見下々

岩崎優次

登場人物

乙骨真剣

乙骨真剣(おっこつ つるぎ)は、乙骨憂太と禪院真希の孫にあたる17歳の少年です。彼は祖母である真希に懐いて育ちました。

身体は祖母と同様の天与呪縛の影響を受けており、呪力はほとんどゼロに近いという特殊体質を持っています。しかし、完全に呪力がない伏黒甚爾とは異なり、結界が認識する程度の微弱な呪力はあります。

戦闘スタイルは、卓越した身体能力と日々の鍛錬で習得したシン・陰流の剣術、呪具「火之夜藝(ほのやぎ)」を組み合わせたものです。火之夜藝は、鞘と鍔で起こした火花を刀身に乗せて攻撃できる呪具です。

真剣は、祖父の形見である指輪を巡って妹の憂花と対立していますが、その背景には妹を危険から守りたいという強い責任感と、自らの強さを証明したいという葛藤があります。彼は祖母の教えである「失うことが強さになる」という言葉を胸に抱いています。

乙骨憂花

乙骨憂花(おっこつ ゆうか)は、乙骨憂太と禪院真希の孫である16歳の少女で、真剣の妹です。彼女は祖父の憂太に懐くおじいちゃん子であり、性格は勝ち気でお転婆な一面を持ちます。

憂花は呪力を持ち、自身の呪力を鋭い爪のように具現化する形象拳の術式「狗顎爪(くがくそう)」を操ります。この狗顎爪は、呪力特性を乗せた打撃と斬撃の効果を併せ持つ強力な技です。

祖父の形見の指輪の所有権が五条家の決定で兄の真剣に移ってしまったことが、彼女が兄に対して反発する大きな原因となっています。彼女は兄を超えて指輪を取り戻すことを目標にしています。

最新の展開では、彼女に脳の悪性腫瘍が発見され余命半年という診断が下されており、シムリア星人のダブラとの決闘代理人を受諾する重大な決意を固めました。彼女の覚悟を決めた表情は、かつての乙骨憂太の面影を感じさせます。

マルル・ヴァル・ヴル・イェルヴリ

マルル・ヴァル・ヴル・イェルヴリは、通称マルと呼ばれ、シムリア星人の監査役として地球に派遣された異星人です。彼は地球の呪術師がシムリア星人と共生できるかを調査するために、乙骨兄妹と行動を共にします。

マルはルメル族の19歳の男性で、エメラルドグリーンの髪を持ち、額に第三の目を隠しています。この第三の目は、彼らの呪力であるロロルカの源となる臓器の一部とされています。

彼の術式は「理の攪拌」ではないかと推測されており、水を沸騰させたり、重力を操ったり、異星の言語理解をも可能にする広範囲な影響力を持っています。シムリア星人は呪術師に近い力を持っているため、マルは呪術とSFの要素を繋ぐ鍵となる存在です。

彼は繊細で純粋な性格で、たこ焼きの味に感動するなど地球の文化にも高い順応性を示します。マルにはクロスという双子の弟がおり、二人は能力を共有(補完)していることが示唆されており、クロスが負傷するとマルが完全体になる可能性も考察されています。

虎杖悠仁

虎杖悠仁は、原作の主人公であり、本作の舞台である2086年においても生存していますが、その体質は「不老」であることが釘崎野薔薇の口から明かされました。彼は過去に五条悟と並ぶ「傑物」として、死滅回游を平定した英雄の一人として歴史に名を残しています。

しかし、老いない体質となったことが、彼のその後の人生に大きな苦悩をもたらしました。彼は、祖父の遺言である「大勢に囲まれて死ね」という願いを果たすことができず、仲間たちが年老いていくのを見届けることに耐えられなくなっています。

この辛さから、彼は極力人との関わりを断ち姿を消している状態です。釘崎によると、最後に虎杖と会ったのは来栖華の葬式であり、その際に老いた彼女に対して申し訳なさそうな顔をしたと言います。

シムリア星人との決闘に際し、日本側は虎杖を対戦相手として望みましたが、彼は行方不明のため見つけることができませんでした。彼の不老の原因は、長期間にわたり両面宿儺を宿したことや、羂索によって器として作られた背景と関連している可能性が高いです。

見どころ

68年後の未来設定

『呪術廻戦≡(モジュロ)』は、原作の最終章「死滅回游」から68年が経過した西暦2086年の未来の日本を舞台としています。この未来設定により、呪術界と一般社会が大きく変化した様子が詳細に描かれています。

かつて羂索が引き起こした大混乱の後、日本人が持つ呪力が新たなエネルギー資源として世界中から注目されるようになりました。そのため、呪力の高い子供たちを狙う人身売買が横行し、呪術師たちは新たな社会問題に直面しています。

過去の偉人としては、五条悟と虎杖悠仁が「死滅回游」を平定した傑物として、歴史に名を刻んでいることが明かされています。しかし、彼らのような傑物がいない2086年の呪術師たちは、全体的に弱体化しています。

また、東京の一部は呪霊が区域内にしか発生しない「人外魔境」として残存しており、過去の大事件の影響が社会構造に深く根付いていることが分かります。この未来設定は、従来の呪術の世界観を拡張し、SF的な緊張感を物語に加えています。

呪術とSF要素の融合

『呪術廻戦≡(モジュロ)』では、呪術バトルという土台の上に、宇宙人「シムリア星人」というSF要素が大胆に融合されています。物語の根幹は、地球外生命体と日本の呪術師たちとの対立と共存の模索です。

シムリア星人は地球の呪術師に近い「呪力」を持つことが判明しており、この共通項が「なぜ日本人だけが呪力を持つのか」という原作の核心的な謎に迫る可能性を秘めています。太古の昔にシムリア星人が日本に来訪し、その血筋が呪力の発現に繋がったという仮説も提唱されています。

シムリア星人のマルル・ヴァル・ヴル・イェルヴリの術式が、重力操作や言語理解にまで及ぶ「理の攪拌」を示唆しているなど、従来の呪術理論では測れない現象が描かれています。

また、タイトルの「モジュロ」(剰余演算)が、呪力や因果律の「循環」や「等価性」を暗示しているという考察も、物語に哲学的な深みを与えています。この呪術とSFの融合は、作品のスケールを宇宙規模に広げ、読者に斬新なバトルと考察の楽しみを提供しています。

乙骨と真希の孫の確執

本作の主人公である乙骨真剣と乙骨憂花は、乙骨憂太と禪院真希の孫であることが判明しています。彼らの物語の軸の一つは、祖父の形見である「指輪」を巡る兄妹間の激しい確執です。

この指輪は乙骨憂太の死後、五条家の決定により妹の憂花から兄の真剣に所有権が移されました。憂花は兄に反発し、彼よりも強くなることで指輪を取り戻そうと誓っています。

二人の能力は対照的で、真剣は祖母の真希と同様に呪力を持たない(天与呪縛)、憂花は呪力を持ち、祖父の特性を反映した強さを持つという、祖父母の特性を継承する構造になっています。この兄妹の対立は、かつての禪院家の姉妹、真希と真依の関係が持つ「業」の再来を象徴しているとも言えます。

真剣は、妹を守りたいという責任感を持ちながらも、指輪を所有したことで自分の強さを証明したいという葛藤に苛まれています。一方の憂花も兄の努力を認めながらも、兄に弱いと見られたくないというすれ違いがあり、二人の関係の行方が物語の重要な要素です。

不老となった虎杖悠仁の現在

虎杖悠仁は、原作『呪術廻戦』の主人公であり、68年後の未来においても不老の体質となって生存していることが判明しました。彼は過去に五条悟と並び、「死滅回游」を平定した歴史的な傑物として語り継がれています。

しかし、不老の体質は彼に大きな苦悩をもたらしています。周囲の仲間たちが先に死んでいくのを見届けることに耐えられず、祖父の遺言「大勢に囲まれて死ね」を果たすことができないことに苦しんでいます。

精神的な辛さから、虎杖は極力人との関わりを避けるようになり、現在は行方不明の状態です。第13話では、生存が確認された釘崎野薔薇の口から、虎杖が老いた釘崎を見て「申し訳なさそうな顔をする」という、彼の悲痛な心中が語られました。

シムリア星人との決闘に際して、日本側は最強の戦力として虎杖の参加を望みましたが、行方不明のために見つけることはできませんでした。彼の不老の体質は、長期間にわたる宿儺との関係や、羂索による器としての創造に関係している可能性が示唆されています。

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