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夫がゴミを持って帰って来たけれど、爆速離婚するのでどうでも良いです どこで読める?ピッコマやAmazon Kindleは?
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作品紹介(ネタバレあり)
あらすじ
辺境伯家の一人娘であるフィオナは、気弱だが真面目で優しいジャンに惹かれ、彼の求婚を受け入れます。それから10年。二人の子供にも恵まれ、一見すると幸せで穏やかな家庭を築いているように見えるフィオナ。
ところが半年間の王都での仕事を終えて帰宅したジャンは、あろうことか見知らぬ女性を連れて戻ってきたのです。困っている男爵令嬢を放っておけなかったと言い訳をしますが、顔には下心が透けて見えていました。
フィオナは夫の言葉を冷ややかに遮ると、用意していた離婚届を突きつけてその場ですぐにサインするよう迫ります。実はフィオナは3ヶ月も前から夫の不倫に気づいていて、ひそかに別れる準備を進めていたのです。
裏切った夫への未練などフィオナにはひとかけらもなく、どれだけジャンが虚栄心を張っても、浮気相手が自分勝手に騒ぎ立てても、彼女の決意が揺らぐことはありません。本作は一度でも裏切られた瞬間に愛がスッと冷めてしまう潔い女性による容赦ない決別の物語です。
作者
榎維
えんどう豆
登場人物
フィオナ
フィオナは本作のヒロインで、辺境伯の血を引くとても賢い女性です。お人形のような可愛らしい見た目ですが、騎士たちと互角にやり合えるほど、体力も運動神経も抜群です。
自分だけを一途に愛してくれる人を大切にする一方で、裏切りだけは絶対に許せない真っ直ぐな性格をしています。一番の持ち味は一度でも心が離れると、二度と元の愛情を取り戻さない潔すぎるほどの過激さです。
夫・ジャンの不倫を知った瞬間、彼への興味や関心はカケラも残らず消え失せてしまいました。どんな相手にも物怖じせず、淡々とお別れを突きつけます。
ジャン
ジャンはフィオナの夫で、伯爵家の三男としてボルビエ家に婿入りした男性です。元々は真面目で気が弱い青年でしたが、優秀な妻と比べられる毎日に少しずつ劣等感を溜め込んでいきます。
そんな心の寂しさを埋めるように王都で出会ったエミリーと浮気の関係に。フィオナの愛情をすっかり信じ切っていたため、浮気がバレても許してもらえるだろうと甘く考えていました。
自分の子供たちに妻の悪口を吹き込むなど、自分勝手な振る舞いは目に余るものがあり、最後には自らの愚かな行いのせいで、積み上げてきた地位も家族もすべてを失うことになります。
エミリー
エミリーはジャンが王都から連れて帰ってきた家が傾きかけている男爵家のお嬢様です。素朴で幼い見た目を利用して、周りの同情を誘うような振る舞いが得意なタイプです。
フィオナを追い出して自分が辺境伯夫人の座に座れると本気で思っているほど、世間知らずで考えが足りない一面があります。ジャンのことを自分を救ってくれるヒーローのように持ち上げますが、本心では彼のステータスに執着しているだけです。
また、フィオナからは人間として相手にされるどころか、ただの連れてこられたゴミとして扱われてしまいます。空気を読まずに騒ぎ立てる姿は仲が良かったジャンからさえも、次第に煙たがられるように。
マルクス
マルクスはフィオナの父親で、ボルビエ辺境伯家の前の当主です。家族への愛がとにかく過激なことで有名で、愛娘のためなら王族相手でも一歩も引かない強気な性格をしています。
その溺愛ぶりといったら国王が思い出すだけで震え上がるほど恐ろしいものです。物語の表舞台に出てくることは少ないですが、存在感は抜群。
もしジャンが実家に逃げ帰ったとしても、マルクスが裏切り者の元婿を許すはずがないと作中でも恐れられています。大切な娘を傷つける者には一切の容赦をしないボルビエ家の血筋をそのまま形にしたようなキャラクターです。
見どころ
迷いゼロの爆速離婚
本作の面白さは、不倫を知ってから離婚を成立させるまでの圧倒的なスピード感にあります。夫のジャンが愛人を連れて屋敷に帰ってきた瞬間、妻のフィオナの手にはすでに離婚届が用意されていました。
普通ならドロドロと長引くはずのやり取りを、わずか数分で終わらせる潔い展開です。読者のイライラを溜め込まずスカッとさせてくれる構成が素晴らしく、実家への根回しや子供たちのケアまで完璧に終えていた彼女の決断力は、読んでいて気持ちが晴れやかになります。
ゴミと見捨てられる夫
自分を裏切り、家庭をないがしろにした夫をゴミと言い切るフィオナ。その辛辣ながらも真っ当な言葉選びは本作を象徴する要素です。自分が捨てられる側だとは夢にも思わず、見苦しくあがき続けるジャンの姿には滑稽という言葉がお似合いでしょう。
ジャンはフィオナの優秀さにコンプレックスを感じながらも結局は地位や経済力に甘え、自分勝手な心理を暴かれて居場所を失う結末は自業自得と言えます。
母を支える子供たち
幼いながらもしっかりとした、フィオナの二人の息子たちにも注目です。彼らは父親が裏で母親の悪口を言っていたことを察しており、とっくに愛想を尽かしていました。
「お母さんが幸せならそれでいい」と迷わずフィオナの味方をし、子供たちがここまで母を慕うのはフィオナが注いできた愛情が本物だった証拠でもあります。
情に訴えようとする不誠実な父親を毅然と拒絶し、強い母親を支えようとする子供たちの描写は読者の心を温かく包んでくれます。
























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